ジビエバーガーって知っとるで?

Cafe&ジビエの皆さん

浜から移住してきたシェフの渡辺さん。三好市在住で若くして起業し、バーやイベント会社を経営している横川さん。都会よりUターンし、地元の社会福祉法人で働く島さん。この経歴もバラバラな3人がタッグを組み、飲食店をオープンさせた。
山間部が多い三好市では野生鳥獣が田畑を荒らす被害が深刻となっている。猟友会が捕獲した猪や鹿を地域資源として有効活用し、新しい三好市を代表するグルメにしようと頑張っている3人にお話を伺った。

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ジビエは高級食材

は三好市の祖谷で育ったんですけど、わりと食卓に猪や鹿の肉があがるんですね。その時のジビエの印象は正直あんまりよくなかった。肉に毛とかついていたり。(横川)
ジビエって海外では高級食材なんですよ。調理の仕方次第ではすごくおいしくなる。せっかく三好市には良い加工所もあることだから、それを活かしてお店を開いたらどうかと思いました。(渡辺)
ある仕事がきっかけで渡辺さんと知り合って、ちょうど今営業しているスペースを利用してくれというお話もあり、開業はとんとん拍子で進みました。(横川)
僕は「箸蔵とことん」でも働いているんですけど、異業種交流会とかいろんなイベントで横川さんと顔を合わせていて、一緒にやらないかと声がかかりました。(島)
ジビエのハンバーガーって意外とないんですよね。最初はジビエに偏見を持っている方もいましたけど、評判は上々です!ボリュームはあるんですが、大体の方がぺろりと完食していますね。季節によって肉の質が変わるんですが、バーガーに使用するパテの調合をその都度変えて常に美味しいものができるようにこだわって作っています。(渡辺)

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やりたいことが全部できる場所

い間、横浜の飲食店で働いていて、次のステージを考えたときに田舎でできる限り自給自足でやってみたいと思った。畑で野菜を作ったり、海が近ければ魚を釣ってお店で出したりとか。こちらに来て忙しいのは変わらないんですが、気持ちに余裕ができました。今は三好市の暮らしを純粋に楽しんでいます。次は狩猟免許を取るのが目標です。(渡辺)
僕は都会で働いていたけれど、ついていけなかった。田舎で働く方が合っていました。僕がロールモデルとなって、副業といった選択肢もありじゃないかと思う人を増やしていきたい。一つの方向だけでなく、色んな角度で見ることができるので、本業にも良い影響を与えていると思います。(島)
いま、地元で起業している若い人は少ないので、そういう若者が増えてほしい。難しく考えずに、まずは自分のできる手が届くところから始めればいいんですよ。とりあえず始めて収入が増えたらまた変えていけばいい。僕も24歳でBARを始めましたが、20代だったらまだ失敗してもやり直せるし、どんな形であれ、まずやってみてほしい。三好市は応援してくれる人もいっぱいいます。挑戦したい方にはめっちゃいい環境ですよ!(横川)

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