地球のすごさ、知っとるで?

三好市役所 
ジオパーク地質専門員

殿谷 梓さん

しい山々の間を流れる吉野川、傾斜地に点在する集落……三好市の風景はいったい、どのようにして出来上がったのだろう? ジオパーク地質専門員の殿谷梓さんが語る「ジオ(大地・地球)目線で景色を見ることの面白さ」とは。

殿谷 梓さん

数億年前から現代までの大地の変動を感じられる場所

私たちが見ている景色は、この瞬間で完成ではなく、変わり続けています。例えば吉野川は、常に山を削り、土砂を運び、土砂がたまって平野を作り続け、日々新しい地形を生み出す。四国山地や阿讃山脈は地震によって盛り上がり、変動し続ける。三好市は、3億年前の礁の痕跡が化石として現れたり、地下数十kmもの深さで圧力を受けた岩石が川辺で見られたりする「数億年前から現代までの大地の変動を感じられる場所」なのです。

殿谷 梓さん

自然と人々の生活はすべて繋がっています

好市の傾斜地集落は、かつて地すべりを起こし、ゆるやかになった斜面に人が住み着いてできました。このあたりの大地を作り出す主な岩石の一つ「泥質片岩」は、一定方向に割れやすい岩。風化すると地すべりの原因にもなります。一方で、「ひの字渓谷」のある場所は砂質片岩からでき、割れ目が垂直になるため、急峻な地形を生み出す。妖怪の伝承が多いのも、土砂災害が多い急峻な地形で暮らしていくための工夫。大地と自然が、人々の生活と歴史を作り上げてきたんです。

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