『里山のようちえん ハナエミ』
『放課後学校 花咲み』 園長
『放課後学校 花咲み』 園長
柏木 博和さん
目の前には川、校舎の横にはヤギとニワトリ……。自然あふれる環境で、子どもたちがのびのびと学ぶ『里山のようちえん ハナエミ』。園長の柏木博和さんは「子どもがもともと持っている力を引き出すために、大人ができること、自然が教えてくれることがある」と語る。
学校では、子どもが失敗しないように行動させることが多いけれど、ここではけして、大人から「こうしたらいい」ということは言わず、むしろ失敗することを保証しています。なぜなら、失敗の方が学ぶことは多いから。そして見守る大人に必要なのは、干渉しすぎない、保護しすぎない、放任しすぎないという“適切な距離感”。自分で感じ、考え、決めていくというプロセスを、子どもたち自身が少しずつ積んでいくことが大切なんです。
僕はここで子どもたちに「先生」と呼ばれておらず、「先生」は自然そのものです。板切れや丸太でシーソーを作る、拾った木の実を埋める、落ち葉を集めてひっくり返す……。遊びを創造していくなかで、子どもたち自身がいろんなことに気づき、やる気を突き動かされていく。自然環境は、子どもたちの育ちを手助けできる万能のツールで、子どもが本来持っている成長する力、学びたいという欲求をサポートするのが、僕ら大人の役割です。
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地域交流拠点施設 「箸蔵とことん」こども広場
2019年4月にオープンした、木をふんだんに活かしたこども広場がある施設。親子で楽しめるイベントをいろいろやろうと思っています。
週末だけでも学べる
「自然塾」で特別な体験を
シモノロ・パーマネントでは、週末に子どもたちを対象とした「シモノロ自然塾」を開催。夏休みにはハナエミを体験できるオープンスクールや1泊2日〜2泊3日のキャンプも開催されています。