ニューノーマルな働き方知っとるで?

株式会社野村総合研究所

福元 修さん

Withコロナの時代を迎えて“働き方”が変わりつつある。野村総合研究所は、約3年前から徳島県三好市に定期的に拠点を置き、本社のある横浜と同じように働けるのかを実証実験していた。普段は都会のオフィスで働いている彼らが、真逆の環境といっても過言ではない三好市でなぜ働くことにしたのか。コロナ禍での働き方、地方で仕事をするメリットについて語ってもらった。

福元 修さん

地方でも都会と同じパフォーマンスを

「地方で働くことで業績はあがるの?」とよく聞かれるのですが、そもそも僕たちは「三好に来て特別なことをやる」というよりは、「横浜での仕事をそのままやる」ことにこだわっています。実際に三好で働いて、場所を問わずに横浜と同じパフォーマンスが出せることを認識しました。時間の使い方はだいぶ変わりましたね。横浜では通勤電車に揉まれて出社していたのが、三好ではスムーズに仕事に入り込める。そうすると自分の仕事の仕方や時間の使い方に気づきがあって「もっともっと自分の価値を見直す働き方をしよう」と思うようになりました。

福元 修さん

外から来たからこそできることがある

好には都会にありがちな画一的なチェーン店がなく、地元の温かみあるお店が並んでいます。スーパーも、喫茶店も、飲み屋もあるから不便は感じません。初めて三好に来たとき、市のかたが「野村総合研究所」と書かれた看板を作って拠点まで担いできてくれて。その歓迎に感動しました。三好に来た目的は自分たちの働き方を見直すことでしたが、「せっかくなら地域に貢献しよう」と。その取組みの一つが、学校での特別授業。学生の皆さんの反応も嬉しかったですし、自分の知識や知見も広がりました。自分の仕事の価値を見直すとともに、新しい発想を得るには外の人やものに触れることが、個人にとっても、企業にとっても、社会全体にとっても、メリットにつながると実感しましたね。

三好市のココに寄ってみんで三好市のココに寄ってみんで

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